1.肩固定装具の装着方法

1人で装着する場合には、テーブルを利用して行うと、患部に負担をかけずに装着が可能です。

2.手指、肘運動

手のむくみを予防するためのリハビリです。指の曲げ伸ばしはゆっくりと確実に行ってください。肘もゆっくりと可能な範囲で伸ばしたり曲げたりしてください。

3.お辞儀運動

腰を曲げながら、腕を重力に任せて垂らします。首から垂らしたネームプレートのように静かに動かすことにより、安全な肩関節の屈曲運動が可能になります。

4.背泳ぎ運動

肘を曲げないように注意しながら行います。おへそから目の位置まで指先を往復させます。患部の腕を軽くサポートする程度に反対の手で運動を誘導します。

注意点

腱板断裂修復術、人工肩関節置換術、上腕骨頸部骨折、関節唇修復術の術後に行うリハビリです。リハビリの開始時期、回数などは担当医が指示いたします。 術直後には、手がむくむことがあります。手術の翌日に、担当医がむくみの予防のために指の曲げ伸ばし、肘の曲げ伸ばしのリハビリを指示いたします。 腱板修復術後の約3ヶ月間は、ダンベルや強いゴムを使った負荷運動は控えてください。