概要

当院の糖尿病内科・内分泌内科では、糖尿病・脂質異常症・肥満症・メタボリックシンドロームなどの代謝・栄養疾患、下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎・性腺などの内分泌疾患の専門診療に対応しています。内分泌疾患については、脳神経外科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・放射線診断科等と協力しながら、適切な診断と治療に努めています。

チーム医療の実践

糖尿病診療では、医師・看護師・管理栄養士のチーム医療を実践した患者教育を重視しています。血糖管理に難渋する症例に対する教育入院やインスリン導入等の相談を多数いただいております。複数の糖尿病専門医・糖尿病看護認定看護師に加え、30余名の糖尿病療養指導士が中心になり療養指導の質向上に努めています。また当院では1型糖尿病に対するインスリンポンプ治療(CSII)にも対応しています。糖尿病フットケアを目的として、かかりつけ医様との循環型の連携受診にも応じています。

糖尿病教室

内科医師による糖尿病全般の講義、管理栄養士による食事療法の基礎と応用の紹介、リハビリテーション科医師による運動療法の講義、看護師による糖尿病療養指導など、各回30分のレクチャーを2本セットで糖尿病教室を開催しています。

糖尿病教育入院

教育入院の期間や入院日については、1人ひとりの病態やご事情を勘案して、オーダーメイドで設定します。糖毒性解除と至適薬物選択、2回の個別栄養指導、服薬指導等を含めた一連の教育と治療を完遂する場合には、概ね2週間を要します。

その他の入院対応

妊娠糖尿病の初期指導: 6分食体験学習とSMBG導入を併行して行います(7日間程度)
下垂体機能精査: 確定診断に必要な負荷試験や蓄尿検査等を行います( 5日間程度)
副腎機能精査: 確定診断に必要な負荷試験や蓄尿検査等を行います( 5日間程度)

外来診療担当表

初診・紹介患者さんは、午前11時までに受付を済ませる必要があります。

担当医が休診の時は、総合内科で初診時診察を受けていただきます。

救急・緊急の診療につきましては、トリアージ担当看護師が患者さんのご容態を評価の上で、救急科・救命救急センター医師もしくは総合内科時間外担当医師が対応いたします。

甲状腺疾患のご相談窓口

当院では下記指針を目安に内分泌内科と耳鼻咽喉科で分担・協力しています。

  • 甲状腺機能異常(機能亢進・機能低下)を伴う場合
    ☞ 内分泌内科でその原因や併存傷病を検索した上で適切な治療方針を決定します。甲状腺機能の評価を行うゆとりのない場合も、まず糖尿病・内分泌内科で初期検索に対応します。
  • 甲状腺機能が正常であり甲状腺腫瘍に対する検査や治療を主たる目的の場合
    ☞ 甲状腺機能が正常(euthyroid)であり甲状腺腫瘍に対する検査や治療を主たる目的とする場合には、耳鼻咽喉科で対応します。

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