はじめに

食養科では、『治療の一環として安全で美味しい食事』を基本理念とし、1日約1,400食の食事作りと治療効果が上がる栄養管理、退院後の食事療法を継続するための栄養相談をおこなっています。

食事内容は一般治療食と熱量・たんぱく質・脂質など、病気に対して栄養量を調整した特別治療食に分かれます。どちらも栄養バランスに配慮されており、入院生活での食事が患者様の癒しになるよう心を込めて作っています。

入院中の食事について

お食事の時間

食養科   朝食8時、昼食12時、夕食18時とし、温冷配膳車を使用して温かい料理や冷たい料理、どちらも適温で提供しています。

選択メニュー制

 常食では朝食と夕食にA・B 2種類のメニューからお好きな方を選べる選択メニュー制度を実施しています。
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行事食

 お正月やクリスマスなど、四季おりおりの行事食にはカードを添えてお出ししています。
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嚥下調整食

 噛みにくさや飲み込みにくさがある方には、軟らかく飲み込みやすい嚥下調整食をお出ししています。
食養科 pdf 当院の嚥下調整食食事基準(PDF形式, 600KB)


お祝い膳

 出産された方にお祝いの気持ちをこめて、夕食にお祝い膳を提供しています。令和3年10月にメニューを全面リニューアルし、川崎区の人気老舗イタリア料理店【モナリザン】と当院管理栄養士がコラボ企画したメニューになっています。テレビで多数紹介された人気メニューの「キャセロール」と、横浜市内のフランス料理店【霧笛楼】が開発した野菜だけで作ったやさしいスープを提供しています。
 また、昼食にはお祝いのケーキを提供しています。
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地産地消の取り組み

 川崎市内で生産される新鮮・安全・安心な農作物「かわさきそだち」を献立に取り入れています。
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メニューカードについて

食養科

食物アレルギーの対応

 食物アレルギーのある患者様には、アレルギーとなる食品を除去したお食事を提供します。食物アレルギーをお持ちの方は、入院時に医師、看護師、管理栄養士にお申し出ください。

入院栄養管理について

病棟訪問

 食欲のない患者様の栄養状態を把握するために病棟へ管理栄養士が伺います。一人一人に合った栄養管理計画を作成し、病棟スタッフとともに患者様の病態及び療養生活の質の向上を図るよう努めています。

チーム医療

食養科  NST(栄養サポートチーム)、摂食嚥下支援チーム、緩和ケアチーム、褥瘡対策チームなど、チーム医療の中で一人一人に合った栄養量や食事内容などを評価・計画しています。多職種で連携することで、最大限の治療・緩和効果が発揮できるようサポートしています


栄養指導について

個別栄養相談

食養科  入院、外来患者様やご家族の方で栄養相談が必要な場合は、個別に管理栄養士が食事療法のサポートを行っています。糖尿病や腎臓病をはじめ、どのような内容でも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。予約制となりますので、ご希望の方は医師にご相談ください。
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集団栄養教室

 4回1コースの「糖尿病教室」を開催しています。入院、外来の患者様に限らず、どなたでも参加することができます。予約は不要です。開催予定はこちらをご確認ください。(準備中)


栄養だよりについて

 病棟のデイルームに2ヶ月に1回「栄養だより」を掲示しています。「健康・美味しさ・安全」をキーワードに、その時々に合ったテーマで作成しています。ぜひご覧ください。