専攻医の声

当院麻酔科では、これまでに多くの専攻医を受け入れ、教育してきた実績があります。研修修了後は、麻酔科専門医取得と共に、各自のさらなる研鑽に向け活躍の場を広げるサポートを致します。当院で研修を受けた専攻医の声(学年は原稿執筆時)を掲載いたしますので、参考にしてください。

🔷専攻医3年目

私が後期研修先に川崎市立川崎病院の麻酔科を選んだ理由は、恵まれた研修環境にあると思えたからです。

一般病院として規模が大きく、硬膜外麻酔や伝達麻酔、小児麻酔、集中治療領域など、専門分野がそれぞれ異なった指導医がいるため、ひとつの施設にいながら多くの分野を研修することができます。また麻酔中においては、モニター画面でなく常に患者の呼吸を見て、脈の強さや末梢の体温を感じ、それに対応するといった患者管理を基本にしています。そのため、ここでしっかりと学べば、手術室以外の場所や将来的に他の施設に移っても、どの場所でも通用する力が身につくと思います。

一日の流れとしては、朝8時からのカンファレンスとICU回診が終わった後、日中は2-3件の予定・緊急の手術麻酔を行います。また必要に応じてICU入室患者の対応をします。合間をみて翌日の術前診察に行き、各症例の麻酔管理について指導医と相談しておきます。17時頃に回診をした後に解散になります。日中の業務は皆で協力してこなし、また長時間の手術は基本的には当直医が行いますので、帰りが遅くなることは多くありません。その他に月2回の頻度で抄読会を行なっており、そこでは内容だけでなく論文の読み方について学ぶことができます。

 ご興味のある方はぜひ一度見学にいらしてください。お待ちしています。

🔷専攻医2年目

私が川崎病院で麻酔科研修を始めてから1年が経ちました。この1年でたくさんの症例を経験させていただき、まだまだ未熟ではあるものの一通りのことはできるようになったと思います。

当院ではあらゆる科の手術を行っておりますので、麻酔についても全身麻酔から硬膜外麻酔、脊椎麻酔、神経ブロックとあらゆる方法を習得することができます。

ここでは「考える麻酔」が実践されており、常に患者さんを見て、触れ、何をすべきか考える癖がついたと思います。考えながらする麻酔はとても面白く、日々成長を感じられます。

指導医の先生方は優しく熱心に指導してくださり、後期研修医同士でも症例を相談しあうことができ、のびのび研修できる環境です。

夜間や休日は当直の先生が業務にあたってくれますので、休みの日は呼び出される心配なくのんびりしたり旅行に行ったり、プライベートも充実しています!休みの日はリフレッシュして、仕事の日はしっかり考える、メリハリのある生活が送れています。  残りの研修期間もよく考えながら自分の麻酔の力を伸ばしていきたいと思います。

🔷専攻医3年目

私が川崎市立川崎病院に来たのは、去年の四月です。色々なことがあり感慨深いですが、ここで研修できて本当によかったと思っています。

理由の一つは、色々な症例を体験できたということです。合併症が多く、全身状態が不良な患者さんもたくさんいて、麻酔管理する上でマネージメントするトレーニングができました。

また、自分が麻酔をかけた症例を集中治療室などで、引き続き診ることができるのが、当院の研修の特徴だと思います。 麻酔科のスタッフの数も多く色々な意見をきくことができます。以前より、麻酔に対して一つの見方だけではなく、様々な角度から考えるようになりました。

実際の業務の方は、昼は主にオペ室業務、夜は当直制となっており、当直の日はその日の中で一番遅くなると予想されるオペにあたっています。当直業務は、集中治療室の業務も兼ねるので忙しい日もあります。でも大丈夫です。次の日寝てなくて死にそうな顔をしていれば、上の先生がなんだかんだとフォローしてくれます。

まだまだ言いたいことはいっぱいですが、一番言いたいことは、上の先生方に感謝しきれないほど感謝しているということです。もちろん、下の先生にもとても感謝しています。困ってる時には、いつも誰かが助けてくださる、そういう医局です。私は、そんな川崎病院の麻酔科医局が大好きです。

どこの病院に行っても麻酔科の業務自体はそんなに変わりはないと思います。やはり大切なのは医局の雰囲気や自分がその病院に馴染めるかということかもしれません。なので、ぜひ一度見学にいらしてください。お待ちしてます。

🔷専攻医2年目

この病院で1年間研修をした感想を三つ挙げます。

一つ目は、症例が豊富ということです。心臓外科から小児外科を含む様々な科があり、偏りのない症例経験を積むことが出来ました。また、救急病院でもあるので、タイミングがあえば緊急の腹部大動脈瘤破裂手術の麻酔をかけることもできます。私は運良く、4症例かけることができました。また、整形外科症例も多いので末梢神経ブロックの経験も積むことが出来ました。

二つ目は、素晴らしい先生方がいらっしゃるということです。数多くの経験を積まれた先生方が多くいらっしゃるので、普段の何気ない疑問や、麻酔方法で悩んだ時など、適切にアドバイスして頂くことができます。数十年上の先生から数年上の先生までいらっしゃるので、色々な意見を聞くことが出来ます。

三つ目は、良い研修をさせようと考えてくださることです。心臓外科、肺外科、小児外科、ブロック症例、稀な症例などは、まず後期研修医に担当させることを配慮してくださいます。また、どんな症例でもまず一人でやってみて、できないことがあれば助けてくれる、そういった環境もできており、麻酔科医としての自分の力を試し伸ばすことができたと思っています。

今後の麻酔科医としての人生の大きな基礎を固めることができた、とても充実した研修生活でした。

🔷専攻医2年目

昨今の麻酔科人気で多くの医師が麻酔科を志しています。しかし所謂“なんちゃって麻酔科医”が多く排出・存在していることも事実です。川崎病院では頭で考える麻酔、全てのことに理由考えながら麻酔をしています。指導医の先生方も嫌な顔せずに麻酔管理の相談にのってくれますし、稀に専攻医そっちのけで議論が白熱することもあります。麻酔が大好きで熱意の溢れる指導医のもとで手術麻酔、集中治療を学びたいと思いませんか?私はそう思ったので川崎病院で専攻医研修をすることに決めました。1年間研修が終わりましたが失敗したとは思っていません。残りの3年間楽しみでいっぱいです。

辛いこと・大変なことはあります。それを乗り越えるだけのサポートもあります。ぜひ一度見学にいらしてください。一緒に麻酔を学びましょう!

🔷専攻医2年目

私が川崎病院麻酔科を選んだのは、症例の豊富さと、麻酔法のバリエーションに惹かれたからです。

川崎病院は一般病院としては規模が大きく、脳外科・肺外科・小児外科を含めた多様な症例が勉強できます。また、ICUにも関わっており、集中治療の勉強もすることができます。

麻酔法については、まず手技の機会が多いため上達が比較的速いと思います。腹部手術では硬膜外麻酔を併用することが多く、神経ブロックを要する整形外科症例も豊富です。

そして、術前の麻酔プランでは、患者さんにとってどのような麻酔が最適かを議論し、必要に応じて薬の細かい使い方なども吟味します。麻酔中も麻酔が最適な状態であるかをモニターの数値だけでなく患者さんを見て、触れて、考えて把握するよう指導されます。これは医師を続けていくうえでどこに行っても必要になる技能だと思います。迷ったときは上級医に連絡すると快く相談に乗ってもらえます。

指導医の先生も多く、優しく指導に熱心な方ばかりなので、質問すると熱心に教えてくださいます。また、後期研修医同士でも症例を相談しあったりして、のびのび研修できると思います。帰りも激しく遅くなるようなことは少ないです。

とはいえ医局の空気など、実際に見ないとわからないことも多いと思うので、興味をもってくださった方は一度見学にきていただけると嬉しいです。お待ちしています。

🔷専攻医1年目

川崎病院は三次救急を受け入れる700床以上の総合病院で、診療科が揃っており、様々な合併症をもつ患者さんが入院されています。今年は臨床初期研修医のマッチングランキングで一位に選ばれました。豊富な症例が集まっており優秀な指導医が在籍する点が初期研修先として魅力のひとつではありますが、後期研修先としても是非お勧めしたいと思います。実際に、私は初期研修を当院で行い麻酔科をローテートしました。その際に、熱心に指導してくださる先生方がたくさんいらっしゃったことが後期研修先として選んだ一番の理由です。 これまでの研修で基本となる麻酔の考え方から様々な手技まで丁寧に教えていただけました。また時に厳しく、自分の足りないところを的確に指摘していただき少しずつ成長することができました。また、自分の習熟度に合わせて研修を進めていけるところも大変ありがたく思っています。四年間のプログラムの中で、自分の興味に合わせて心臓麻酔や小児麻酔を専門施設で学ぶことも可能です

日々の勤務はそれなりに忙しいですが、オンオフがしっかりしているので自分の時間を確保できる働きやすい環境だと思います。研修先を大学病院だけでなく市中病院から選択できるのも麻酔科ならではだと思いますので、是非一度見学にいらしてください。