医師紹介

診療体制

血管外科は、胸部、頭部以外の全動脈、静脈、リンパ管疾患の専門診療に対応しています。閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤などの動脈疾患、深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫などの静脈、リンパ管疾患に加え、シャント造設、シャント不全に対する血管内治療などにも対応いたします。治療方法は多岐にわたるため、当院心臓血管外科、放射線診断科などとも連携し、科を超えた総合的な診療体制を構築しております。

治療方針

  • 「末梢動脈疾患」の診療
    閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤など動脈瘤疾患に対しては、低侵襲である血管内治療を導入しておりますが、当科の強みである血管内治療よりさらに血流を改善する可能性のあるバイパス手術や薬物療法も併用したハイブリッド治療も積極的に行っております。
  • 「静脈、リンパ管疾患」の診療
    深部静脈血栓症、リンパ浮腫、下肢静脈瘤、静脈うっ滞性皮膚炎や潰瘍などを精査加療いたします。
    静脈瘤に対する治療においては、レーザー機器を導入し、ストリッピング術、硬化療法含めニーズに合わせた治療を行っております。
  • 主な手術の入院日数
    疾患 手術 予定入院日数
    腹部大動脈瘤 人工血管置換術 10-14日
    ステントグラフト内挿術 7-10日
    閉塞性動脈硬化症 バイパス手術 7-10日
    血管内治療 2泊3日
    下肢静脈瘤 ストリッピング手術 1泊2日 or 2泊3日
    血管内レーザー焼灼術 1泊2日
    高位結紮術、硬化療法 日帰り

診療実績

2021年度手術件数

疾患名 件数
動脈瘤 40例
閉塞性動脈硬化症 107例
急性動脈閉塞症 35例
下肢静脈瘤 27例
内シャント 167例(血管拡張術含む)
CV ポート 102例
その他 29例
509例