医師紹介

診療体制

肝胆膵外科では、肝胆膵領域の専門診療に対応しています。

より専門性の高い高度な医療を重視する診療体制です。

治療方針

  • 肝臓・胆道・膵臓外科の診療
     肝胆膵領域における外科的疾患の治療には専門性の高い知識と技量を要します。当院では難易度の高い施設認定基準をクリアし、2016年度より日本肝胆膵外科学会高度技能手術の修練施設に認定され(神奈川県内12施設)、高度技能医が3人常勤しています。さらに、肝胆膵外科チームでは、消化器内科・放射線科・病理診断科とカンファレンスを行いながら、各疾患における患者さん個人の状態にあわせたベストな治療を選択し実施しています。
  • 当科で扱う主な疾患の治療
     膵癌、肝癌、胆管癌、胆嚢癌、十二指腸乳頭部癌といった悪性疾患から、胆石症などの良性疾患まで幅広く外科治療を行っています。膵癌の生存率の向上のため、手術に加えて、抗がん剤や放射線療法を併用して治療を行っております。
    肝癌の治療は、手術の他にラジオ波焼灼術や血管内治療、抗がん剤など多岐に渡ります。さまざまな科と連携を取り、治療を選択します。さらに、近年では全国でも実施されている施設が限られている腹腔鏡下肝切除を導入し、傷の小さな手術を行うことで患者さんの身体的負担の軽減に取り組んでいます。
    胆管癌や胆嚢癌に対しては、積極的な拡大手術を行うことで、生存率の向上を目指しています。十二指腸乳頭部癌では、詳細な術前診断に基づいた縮小手術から拡大手術まで幅広く対応しています。胆石症における腹腔鏡手術は、全国に先駆けて施行してきた歴史を有しています。
  • 主な手術の入院日数
    疾患 手術 予定入院日数等
    胆石症、胆嚢ポリープ 腹腔鏡下 4日
    開腹 1週間
    膵癌、胆管癌、ファーター乳頭部癌 膵頭十二指腸切除 2週間
    尾側膵切除 2週間
    肝癌 部分切除 1週間
    区域切除 10日
    葉切除 10日

診療実績

近年概数

手術名 件数
肝切除 50件、うち腹腔鏡手術 30件
胆嚢摘出術 140件、うち腹腔鏡手術 130件
膵頭十二指腸切除 20件
尾側膵切除 10件
その他 10件
合計 230件